ハチと見間違えることも多いぞ!アブ
アブは、ハエ目に属する昆虫です。
日本ではシオヤアブをはじめとしてイヨシロオビアブやアカウシアブ、キンイロアブにシロフアブさらにウシアブなど100種類ほどに及ぶアブが生息しています。
その中で10種類ほどのメスは吸血し、その際に刺すことからハチと同列に認識されているところもあるかもしれません。
アブの生育環境としては、自然が豊富な場所であると育ちやすくなります。産卵する場所は、草や木の葉の裏です。孵化した幼虫は、土や水の中で育っていきます。
幼虫でいる期間は1年から3年であり、かなりの長さです。成虫になってからは、1ヶ月程度しか生きることができません。
成虫になって3日ほど経過すると、血を吸うことができるようになります。「刺す」と言いますが、厳密には口で皮膚を切り裂くようにして傷つけているのです。
その出血を吸っているため、強い痛みが感じられます。メスだけが吸血する理由は、産卵に必要なたんぱく質を確保するためです。
本来、アブにとっては樹液やはちみつがあれば栄養源として十分なものとなります。
黒色や紺色、赤色などを好むため自然が多い場所へ出かける際には身に着ける衣服の色にも注意しなければならず髪の毛も目立たないようにしなければなりません。
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