クモに毒針を差して戦う!オオモンクロベッコウ

テイクケア

2020年09月22日 12:50

*オオモンクロベッコウ

オオモンクロベッコウは毎年の6月から8月にかけて活動していて、北海道から九州まで広く生息している種類のハチです。

分類としてはハチ目ベッコウバチ科のベッコウバチ類とされてきましたが近年はベッコウバチ科自体、「クモバチ科」とされるようになってきました。

オオモンクロベッコウ以外にもベッコウバチ類にはキオビベッコウやモンベッコウなど、80種類以上にもなるハチがいるのです。

体長は12ミリから25ミリほどであり、全体的に体色が黒色をしているところ腹部には橙色をした帯があります。

オオモンクロベッコウと同じように体色が黒いベッコウバチはいるのですが、オオモンクロベッコウの際立った特徴は腹分の黄色です。

行動する上では周囲の警戒に余念がなく、人間も含め相手の様子を注目しつつ自らへ危険が及ぶことはあるかどうかについて判断しています。

ですからオオモンクロベッコウを目撃しても落ち着いて行動すれば、被害に遭う心配はありません。妙にパニックになってしまうと、逆に刺激して刺されてしまう危険があります。

ベッコウバチ類には全般的にクモを狩る習性があり、オオモンクロベッコウも例外ではありません。大型のクモが、幼虫の餌となります。

クモの神経中枢に毒針を刺して麻痺した状態にした上で、地面の中へ作った巣に運び込み産卵するのです。

関連記事