泥の塊を取ったら中から幼虫がうじゃうじゃ オオフタビドロバチ

テイクケア

2020年04月19日 11:56

オオフタオビドロバチは、北海道から南西諸島にまで広く生息しているハチです。体長は9ミリから21ミリ程度であり、黒色の身体をしていて腹部に黄色い斑があります。

オオフタオビドロバチは幼虫の状態で冬を越した後、6月から10月にかけてが活動期です。蛾などの幼虫が、幼虫の餌となります。

メイガやハマキガなどといった昆虫にとっては、オオフタオビドロバチが天敵です。お尻の部分に毒針があり、餌とする幼虫の動作を麻痺させて止める目的で用いられます。

性質自体はおとなしい部類であるのですが、ちょっとした隙間にでも巣を作るため気を付けなければなりません。放置していると、あちらこちらに巣が増える可能性もあります。

毒もスズメバチのように明確な攻撃手段としてのものではありませんから、刺されてもそれほどの痛みはありません。

基本的に生命が脅かされるようなことはなく、腫れが見られるほか寒気を覚えるといったところです。とは言っても、刺されて何でもないということではありません。

オオフタオビドロバチに刺された際には、危険のない場所へ移動してから手当てをしましょう。その場にとどまっていると、たくさんの個体が集まってきてしまいます。

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